大雄山線600V時代(1972.05)と最近(2017.09) 
2023.07.06 Ver2.08
大雄山線
大雄山線は1972(S47)年に1回行ったっきり。フィルムの現像が酷すぎで、切り出しすればこの惨状。
600V時代は車両形式は密連車が3桁番号、自連車が2桁番号で区分されていた。
1976(S51)11.25に架線電圧を600Vから1500Vに昇圧して電動車は旧型国電タイプの17m車に統一。
旧型国電タイプ王国となったが、スルーしちゃったのはまずかった・・・。それから45年・・・。
2017.09に散歩がてらで撮影した5000系を貼り付けています。
 1968年修学旅行電車から撮影した大雄山線小田原駅
クハ23
大雄山線クハ23
 ↑クハ23
店主撮影のクハ23で唯一、お椀形ベンチレーターがある程度写っている
(1) 国鉄木造電動車デハ6280形6281~3を駿豆本線に譲受、デハ21~23に
(2)デハ23をS4.10.31認可で2,3等手荷物合造車モロハニ23化
(3)1933(S8)7に2等級が廃止されたため、モハニ23化
(4)推定1943(S18)頃モハ23化
大雄山線移籍
(5)1951(S26)クハ23化※モハ21~23をクハ化、同年モハ30をクハ化クハ24化
(6)西武231形237の車体に載せ替え鋼体化
 ※モハ45は番号続きの同型の西武236号を使用して車体交換
(7) 廃車 1976(S51)11.25の昇圧迄に廃車されている。
大雄山線クハ23+
↑クハ23+モハ36
銀色のベンチレーターが画像のレベル上げで飛んでしまった
大雄山線クハ23+
 クハ25
大雄山線クハ25
(1)鉄道省 新橋工場1914製 京浜線用車両
 A:デロハ6130形6147→1925年デハニ6450形6457→1926年デユニ33850形33851→
       1928年モユニ2形2002→1938(S13)廃車
  B:デロハ6130形6145→1925年デハニ6450形6455→1926年デニ6450形6455→     
  1928年モユニ3形3006→1934(S9)廃車
(2)南武鉄道譲受
 上記のA,Bを譲受し、1940(S15)木南車両で鋼体化どちらかが503or504になる
 全長16,040mm 以下クハ25になる503として記載
(3) 国有化1944(S19)買収 番号不変
(4)1945(S20) 西武農業鉄道貸し出し。返却時期不明
(5)1949(S24)Tc化のうえ身延線転属
(6)1951(S26)福塩線転属
(7)1953(S28)6月 形式称号改正  書類上の手違いで青梅鉄道籍の番号クハ6110形となってしまい、南武鉄道の番号に修正したさいに既にクハ504はクハ6020(車両番号は0から開始)となっていたため、続番号で6021となった
(8)改造:片運、全室化、非運転台側乗務員扉の片側撤去、貫通化(改造年月不明)
  左右の乗務員扉の有無の形態は上下のクハ25写真で確認できます。片側撤去はクハ25のみ
(9)国鉄籍 廃車 1959年
(10) 伊豆箱根鉄道譲受1961年 大雄山線クハ20形25号に
(11) 伊豆箱根鉄道 廃車1974年
 
大雄山線クハ25
大雄山線クハ25+モハ45
大雄山線クハ25
モハ35
大雄山線モハ35
 ↑鳳来寺鉄道由来のモハ35(Ⅱ)
(1) 鳳来寺鉄道モハ2形 川崎造船製1927(S2)1月(竣工?)
(2) 1937(S12)6月※1938年説有 改番:モハ20形モハ20
(3)1943(S18)8月1日 国有化で車籍変更
(4)1949(S24)11月走行機器を国鉄制式品に変更 主電動機MT7A、台車DT10化等
 ※パンタグラフ側に乗務員ドア取り付け、反対側に取付は時期不詳
 (5)1952(S27)宇部線転属
(6)1953(S28)2月福塩線転属
(7)1953(S28)6月 形式称号改正 鳳来寺鉄道 旅客電動車に1700番台付与 モハ1700形1700
(8)1955(S30)12月富山機関区城川原支区
(9)1959(S34)6月1日制御電動車「クモ」、中間電動車「モ」付与 クモハ1700形1701
(10) 時期不明 豊川分工場入換車化
(11)1964(S39)※1965説あり。廃車
(12)1965(S40)伊豆箱根鉄道が譲受、大雄山線モハ30形モハ35となる
(13)廃車時期 未調査
【初代】
モハ35:M44年新橋工場で国鉄デハ6260形6275として新造→目黒蒲田電鉄デハ36→駿豆デハ35(1927(S2)9.6譲受)→1951(S26)クハ化クハ24
 モハ36
大雄山線モハ36
モハ30形36
(1) 南武鉄道 新製クハ250形254 汽車会社1942(S17)車体長17200mm
(2) 国有化1944(S19)買収 番号不変
(3) 1950年~1951年に宇部電車区へ転籍
(4) 1953(S28)6月 形式称号改正 クハ6013
(5) 時期不詳 可部線転属(1955.03.11可部線写真
※1)
(6) 国鉄籍 1963(S38)廃車
(7) 1965(S40) 伊豆箱根鉄道モハ36
(2代目)電装化※2 
   当初の所属は駿豆本線or大雄山線か未調査←するつもりが無い。
 
※初代のデハ36(番号基準)は国鉄デハ6277→目蒲デハ37→駿豆デハ36(1927(S2)09.06譲受
   1950(S25)頃に大雄山線に転籍→廃車前にクハ扱→廃車1957(S39)3.24
(8) 廃車
  1976(S51)11.25の昇圧迄に廃車されている。

※1
私鉄買収国電 佐竹保雄様,佐竹晃様著 ネコパブリッシング刊による
※2 電装化施工は西武所沢工か大場工場か未調査
 
 モハ45
大雄山線モハ45+クハ25
 ↑モハ45
(1) 伊那電気鉄道デ100形 4~8 1923汽車製造東京支店製
(2) 改番デ200 200~204
(3) 1953(S28)6月 形式称号改正までに廃車となる 200,204私鉄払い下げ 
(4) 1954(S29)9月伊豆箱根鉄道譲受
(5)1959(S34)西武鉄道231形モハ236の車体に載せ替え※クハ23はモハ237の車体を使用
(6)1965年当時はモハ45+クハ23の同型車体の揃った運用をしていたようだ
(7)廃車 1976(S51)11.25の昇圧迄に廃車されている。
大雄山線モハ151,モハ45
 ↑右 モハ45
 モハ46
大雄山線モハ46
↑モハ46 
写真コレしかありません$(_ _)$
(1)旧国電モハ30形モハ30004
(2)改番モハ11000号
(3)ダブルルーフをシングルルーフに改造
(4)1959(S34)2月に廃車
(5)大雄山線にモハ46としてS35入線。その際、両運転台に改造された。
(6)1976(S51)11.25の昇圧迄に廃車されている。
モハ47
大雄山線モハ47
↑モハ47 
(1)1918(T7)年鉄道院 デハ6360
(2)1928(S3) 改番 モハ1020
(3)1934(S9) 三信鉄道譲渡 デ3
(4)1936(S11) 鋼体化(日車施工)
(5)1941(S16) 改番 デハ103 
(7)1943(S18) 国有化同番号
(8)1951(S26) 電装解除、形式変更クデハ303
(9)1953(S28) 改番クハ5802
(10)1959(S34)2月廃車
(11)S35 伊豆箱根鉄道譲受 電装化モハ47 大雄山線
(12)1976(S51)11.25の昇圧迄に廃車されている。
 ↑↓川中で子供達が遊んでいる。
大雄山線クハ183+モハ154
大雄山線モハ154+クハ183
大雄山線クハ183+モハ154
モハ151
大雄山線モハ151
   ↑モハ151
左側の太っといジャンパ線は何だろう
国鉄モハ50(戦災復旧※車両番号が資料によって異なる・・)→クハ65形128号
(1) 1947年(S22)駿豆線に入線、600V仕様で電装してモハ50形51号に。
(2) 駿豆線の1500V昇圧

   
1959(S34)09.07昇圧なので、前後に1500V昇圧改造工事実施(工事竣工日不明)
(3)大雄山線転属
   1968(S43)600V降圧工事、入線後モハ51→100プラス=モハ151
 ※S44には駿豆線に2代目モハ51が稼働

(4)1976(S51)11.25大雄山線1500V昇圧
 
※昇圧施工の実施日時不明←調査する気なし・・・。
(5) 固定編成化
 モハ151-モハ152-クハ181
 伊豆箱根鉄道モハ151形電車Wikiに固定化工事は1968(S43)との記述があるが疑問アリ。
 店主1972(S47)Mc-Tc編成撮影と調査の結果、固定編成化は1976年の昇圧後に実施と推察
(6) 1980(S55).09.17廃車
大雄山線モハ151
 ↑パンタの取り付け位置が前のめり・・・?モハ151
↑↓ 驚愕の日本唯一?平板スノコ造りのパンタ台雨樋の形状がすごい。 
 ↑↓スノコが並ぶ巨大なパンタ台
↑ベンチレーターの感じ・・・。
↓やっぱりパンタ台が目立ちます
大雄山線モハ151
 モハ152
2022.02.01詳細調査中
大雄山線モハ152
 ↑cMcの152号
大雄山線モハ152
 ↑↓モハ152 パンタ台拡大
 左:モハ153+クハ+モハ152のモハ3連逆光 下は半順光?
 モハ153
2022.02.01詳細調査中
大雄山線モハ153
大雄山線モハ153
↑151~154で唯一、屋上にヒューズBOXが付いている
↓パンタ台 別角度拡大
大雄山線モハ153
 モハ154
2022.02.01詳細調査中
大雄山線モハ154
クハ181
大雄山線クハ181+
 ↑クハ181+モハ151
大雄山線クハ181
 クハ183
2022.02.01詳細調査中
大雄山線クハ183+モハ154
大雄山線クハ183
 ↑↓同じ場所の変化
大雄山線モハ5005
大雄山線モハ32倉庫
 ↑五百羅漢脇に倉庫として使用されていたモハ30形モハ32の車体
2022.02.01詳細調査中
↓モハ32倉庫の後に建てられた
保線支区
大雄山線五百羅漢
大雄山線五百羅漢
大雄山線小田急交差
 ↑↓小田急の架橋は耐震工事程度で変わってない
大雄山線小田急交差
大雄山線小田急交差
  ↑小田急新聞配達電車が行く
 5000系編成順写真
大雄山線クハ5501西武色
 ↑う~ん。西武色でこのようなデザインの車両無かった。困ったもんだ。5501-5002-5001
大雄山線5000系5501西武色
大雄山線5000系5502
↑ 5502-5004-5003
大雄山線5000系5503
 ↑↓5503-5506-5005
大雄山線5000系5005
大雄山線5000系5504
↑↓5504-5008-5007
大雄山線5000系5007
★5505-5010-5009は未撮影 
大雄山線5000系5506
 ↑↓5506-5012-5011
大雄山線5000系5011
大雄山線5000系5507
↑ 5507-5014-5013
大雄山線コデ165
 ↑直近は相鉄クハ2510、履歴は鉄道省時代に遡る
大雄山線S18.08.16現在大雄山駅時刻表
 ↑大雄山駅の時刻表。コデ+入出場車は赤字時間帯の運転と判る。
↓その昔の京急逗子線、八景~逗子間にも同様の設定があった。
東急車両逗子線輸送
大雄山線大雄山駅
大雄山線大雄山駅改札
大雄山全景絵図
 参考文献:私鉄買収国電 佐竹保雄様,佐竹晃様著 ネコパブリッシング刊
鉄道ピクトリアル私鉄車両巡り特輯Ⅱ吉川文夫著「伊豆箱根鉄道・鉄道線」
朝日新聞車 世界の鉄道1975版、伊豆箱根鉄道関係Wikiを参考、引用させて頂きました。御礼申し上げます。
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