【京浜電鉄歴史】
 デ29形
2023.03.28 Ver1.01
 ↑デ29形29号~40号(原図のトレース) 
デ26形豪華仕様から再びデ形1号~20号※の形態に戻った
客窓は14個で2個少なくなっている
分、窓幅は拡大。
※大正7年デ18号廃車番号埋めの改番後28号から39号へ
更に大正9年33号忌番(欠番化)で33~39号は34~40号へ 
疑惑の形態21~25号も含めると1号~25号になる 
車体長は約1メートル長くなっている
車体概略図(原図のトレース)は各所の寸法が製造時の原図の吋呎の換算した誤差なのか微妙に違っている。
ということは、デ1号概略図トレース寸法に記入された数字も?
↓客窓16個のデ1~20※店主は21~25をカウントしません
 
 
↑車体長が5呎10吋(177.8cm)、最大幅6吋(15.24cm)大きくなっている 
※()の変換数値はインターネット変換計算の値です
↓↓===31号の図面===
この図面の時点で29,30号は客扉を外吊り式にしていたので、図面表記を31形としているようだ
出入口(運転台)と客室の段差や手すりは1号型を引き継いでいるが、つり革がリコ式になっている
 
↑バッファの支持金具(衝撃吸収兼)がなんともチープ
 ↑車内吊り手が常時バネで斜め上方になっている「リコ」式※になっている
銀座線黄色車や丸の内線300形でおなじみだった
※京浜電鉄で「リコ式」と呼称したか店主は不知。営団名称で記載しています
 
 
 
↑京浜電鉄のインク書き届出書
滲んだり、褪色したりで読めない文字が多々。左側に少々抜粋したけど困った書類
 以下、調査を続行中・・・とはいえ・・・。このインクの届け書、他にもあって難読
さて、このデ40号を以てベスチュビュール形態の車体は終了し、
デ51形の母体となる最後の木造ボギー車41号形になります
======閑話休題(その1)====== 
京浜電鉄の明治から大正期の車両関係図面の右下にある「CARD NO」
印鑑は電鉄関係者のものだが、日付は書き慣れているような英語筆記
まさかと思うが、図面を「外(国)注」または「外(人)注」委託していたのだろうか?呎吋数字の記載は米国お手の物、図面の表題は和筆風。作図させて提出時に日本文字を入れる方式だったのか?
特に輸入品の台車やポイント等は完全に外国企業作成の商品添付品として図面が官庁に提出されているし・・・。
【車両図面】は日本初のボギー車なので、設計をアメリカ式車両を範にとって作図したのではなかろうか。そうなると日本人の作図だったのか?日本に居住する専門の企業(人)に外注だったのか?
試作車もなく、ドンと日本初の大型木造ボギー車を10両も2メーカーに分割発注して製作させているし・・・。
アメリカの車両(インターアーバン等)を模した物とすれば、アメリカの実績があるからと官庁にゴリゴリすれば、納得せざるを得ないだろうし ・・・。とか当時の事情を考えてしまう店主
 ======閑話休題(その2)====== 
【デ18号事故廃車による改番方法の疑念】 
 デ18号衝突事故廃車による空き番号18の穴埋めを行うため、当時在籍した19号以降40号迄の車両を繰下げ改番した。結果19号が18号に繰り下がり、最終番号が40号から39号になった。
 この際の改番で疑われるのは、当時のおおらかな車両管理の状況では全車の車番を書き直すような「愚」を行わず、グループの最終車を先頭番号に書き直して、20号を18号に、同様に25号を20号、28号を25号、39号を28号にと最小の手間で改番した。と推測
このため、改番該当車の製造日がロット的に機器も当初の発注グループとは違う状況になったと思われる

【33号欠番】
 大正9年にデ33号は事故が多い?からと欠番にしたため、同様に33号を40号に書き換えて改番完了と推測。しかし、因縁から逃げられなかったのか関東大震災で被災している※33号→40号の推測が正しければ・・・。

【40号の形式乗っ取り】

 大正12年の関東大震災でデ28号形(旧29号形)40号が被災、デ41号形と同様に更新して形態をデ41号形とした。形式称号もデ40形に繰り下げ、届出書類から形式呼称デ41形は消滅した
 =====店主推測のデ1形の変化======
 ※本頁は認可、竣工資料をさらに探索中で、補訂を進める予定です。
手元資料の他、京浜電気鉄道沿革誌、日野原保様の京浜急行電鉄 鉄道関係文集、鉄道ピクトリアル 1980年10月京浜急行特集 過去の車両 永田 義美様記事を参考にさせて頂きました
 京 浜 電 鉄 歴 史 探 索(京浜急行電鉄も)
※全項目、資料等発見次第、随時補訂しています。各ページのVer.Up年月日でご判断を
最近の補訂(2023.06.27 リセット)
 車  両
デ1号形(Not 湘南)  デ21号形の形態疑惑? デ26号形 豪華外装車  デ29号形 デ41号形(最後の木造形)
デ101号形   デ11,14,18号形   
ボギー無蓋電動貨車1001,1002号    ボギー無蓋電動貨車1003~1005,1006号  ボギー有蓋ボギー電動貨車1007とその後の増備車    
 ホーム嵩上,車両改造  軌道線全車パンタ化 連結運転開始,湘南ト1形      
 2軸台車の無蓋電動貨車と無蓋付随貨車  T13.08日立台車パンフ 
 運  転
  改軌前後の急行運転 貨物営業と扱い駅       
 路  線
   湘南電鉄 逗子線  逗子線の3線区間    
海上走る汐留線(京急)  東京市内線と泉岳寺乗り入れ(京急) 東京市内線,汐留線申請は関東大震災直後だった  京浜川崎と国鉄川崎駅間の貨物連絡線敷設  海岸電気軌道 
品川駅(Ⅰ~Ⅲ)の変遷
複式架線・構内線路追加  
品川(Ⅲ)開業
品川~横浜主要駅の改軌
八ツ山橋梁増設
と線路移設
のナゾ
高輪駅乗入とその後  青山延長線
(高輪~白金猿町)
(Ⅰ)南北馬場統合失敗
  目黒川電停は幻に
 (Ⅱ)南北馬場統合工事  鮫洲地上駅時代(京急) 濱川駅廃止と地元の反対  鮫洲駅移転と地元の反対
鈴ヶ森駅と鈴ヶ森架道橋  大森支線 【六郷橋梁】~京浜川崎  穴守線進駐軍の線路占用  出村駅+待避設備新設 
仲木戸駅待避設備新設   生麦駅と待避設備 生麦車庫   神奈川~新町間の変遷
省横浜駅Ⅲに乗入れまで 鉄道省横浜駅移転3代の図  横浜駅と周辺 1969~  鎌倉金沢電鉄の敷設申請 湘南電気鉄道(工事申請)
金沢文庫~鎌倉八幡 
 
鶴見~小机支線の敷設申請  橘樹(たちばな)電気軌道
の敷設申請
  
トロッコ(土取線)交差 神奈川台場と東高島駅
じぇじぇじぇ~!
フィルムの危機紹介
・大量スキャンのアドバイス
・店主的フィルムスキャナ比較
ビネガーシンドローム(フィルムが丸くなる)
スキャン営業内容他
ブローニーSCAN等
・フィルムデータ保管法
・取り込み解像度比較
スキャナー用フォルダの例
喰ったら体重倍返し
半皿~ッ!グルメ

ウケ狙いで、そろそろ古い?
随時更新中。
お立ち寄りを
地方鉄道中心の
写真・録音見出ページへ

・30分以上多数
旧客峠駅売、山スカなどお勧め
※店名略称:フィルムスキャンs、通称店名:鈴木写真変電所  
Copyright(C)2010.04 フィルムスキャン&プリントのS All rights Reserved